世界中が危機的状況のなか、犠牲になるのは弱い立場に置かれた女の子たち。ウイルス感染から身を守るための情報にアクセスできない。家計の負担を減らすために中途退学や早すぎる結婚が急増する。暴力や望まない妊娠、有害な慣習にさらに直面するなど、抱えている問題はより一層、悪化していきます。
プラン・インターナショナル・ジャパンの活動にご協力をお願いします。
現在、新型コロナウイルス対策緊急支援を実施中です
世界には、女の子として生まれてきただけで「NO」と言われる国がある。その国は遠い。でも、支えることで彼女たちの「親」になることはできる。
想像してください。過酷な現実を生きる「娘」たちの毎日を。世界が危機的状況のなか、彼女たちにはさらに厳しい現実が迫っています。
この状況をすこしでも改善し、未来を切り開くために。彼女たちが本来持っている世界を変える大きな力と可能性を育むために。
いま、あなたの支えが必要です。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、
さらに過酷な環境下に置かれる女の子たち。
プラン・スポンサーシップで「親」になることは、
彼女たちの危機的状況を改善する支えになります。

ー 世界の女の子の現実 ー









数字で見る女の子の現実

世界の非識字人口の
約3分の2が女性※1
女の子は男の子より家事を任されやすく、十分に学校に通えません。そのため文字を読める割合は男の子より低いのです。文字が読めないことで収入の手だてがない、搾取の対象になるなどのリスクが高まります。
途上国では、約3人に1人の女の子が
18歳未満で結婚※2
早すぎる結婚により、教育の機会が奪われるだけでなく、幼いうちの妊娠や出産により身体的なダメージを負うこともあります。出産は女の子の主な死因になっています。


身体的暴力を受けたことのある女の子は
約4人に1人※3
女の子は暴力を受けやすく、性的暴力に限っても世界で1億2,000万人の女の子が被害を受けていると言われています※4。加害者は制裁を受けず、「悪いのは被害者の女性」だとされる地域もあります。
人身売買の被害者の71%は
女の子か女性※5
女の子は家事使用人や性産業の働き手としてターゲットになりやすく、騙されたり誘拐されて売られ、さまざまな形の暴力や搾取にさらされます。

新型コロナウイルスの感染拡大により、
途上国の女の子たちへの差別や危険はさらに深刻に。
長期間の外出制限によって1500万件のジェンダーに基づく暴力被害の発生が予測される。
※3カ月ロックダウンした場合
114の低所得国で4700万人の女性が避妊具の入手が困難になり700万人が望まない妊娠に直面することになる。
※6カ月ロックダウンした場合
新型コロナウイルスへの対応で女性性器切除防止の取り組みが中断され、今後10年で200万件に及ぶ女性性器切除が行われる見通し。
新型コロナウイルスへの対応で早すぎる結婚防止への取り組みが中断され、今後10年で1300万人の女の子が早すぎる結婚をさせられる見通し。
Impact of the COVID-19 Pandemic on Family Planning and Ending Gender-based Violence, Female Genital Mutilation and Child Marriage (UNFPA, 2020)
※1 The World’s Women 2015 Trends and Statistics (United Nations, 2015) ※2 Marrying Too Young (UNFPA, 2013) ※3、4 A Statistical Snapshot of Violence Against Adolescent Girls (UNICEF, 2014)(3は15~19歳の女の子のうち、15歳以降になんらかの身体的暴力を受けたことがあると回答した女の子の割合) ※5 Global Report on Trafficking in Persons (UNODC, 2016)
ニジェールの女の子のうち、36%が15歳まで、75%が18歳までに結婚しています。

過酷な現実を生きる女の子たちに必要なのは、一時的な援助やあわれみではありません。彼女たちは世界を変える力とたくましさを持っています。
必要なのは、その力を開花できるように支え、 見守りながら、可能性を育てていく存在。私た ちは、そんな存在を「親」と呼んでいます。
「親」は、女の子たちを引き取って育てたり、特定の子どもの生活費を援助するのではなく、各地域で行われる活動を支援することで女の子の未来を育み、世界を前向きに変える力となります。

支援者の声
プラン・インターナショナルの活動

女の子への支援は、厳しい現実からの救済というだけでなく、世界を前向きに変える近道でもあります。
虐げられている分、もっとも伸びしろがあるのもまた、女の子なのです。

平均年収が11%向上する。
女の子が1年長く初等教育を受けると、その子が将来得る収入が約11%増加。※6

300万人の命が救える。
すべての女性が中等教育を修了すれば、5歳未満児の死亡率は約49%減り、1年でおよそ300万人の命を救える。※7

収穫高が7.3%向上する。
マラウィでは、女性が教育を受け、男性と同じように農作業の決定に参加できた場合、収穫高が約7.3%向上。※8

妊産婦死亡率が70%減る。
女の子の早すぎる結婚を10%減らせば、妊産婦死亡率は70%減る。※9
支援で変わり始めた、
女の子の未来。

話し合いが、
復学のきっかけに
若くして結婚したマヤは、義理の両親に許してもらえず、学校を辞めてしまいました。マヤは「教育を受けることは、すべての始まり。これで自分の夢はもう叶わない」と将来を不安に思っていました。そんな時、村にやってきたプランのボランティアグループは、夫や彼の両親を説得。その結果、マヤは再び学校に通い、夢のために学び始めています。
マヤ(15歳)

生まれた村で働ける喜び
父が亡くなったことで貧しくなり、学校を退学。さらには違う国に送られ働くことになりましたが、過酷な労働環境に耐えられず逃げ出してきたアニッサ。その時に出会ったプランのプロジェクトで織物の勉強を開始。今では織物の技術を習得し、ふるさとで収入を得ることができています。
アニッサ (17歳)
あなたの寄付で
女の子の毎日が変わる。
あなたにご寄付いただくことによって継続的な支援が可能になり、さまざまなプロジェクトが実施できるようになります。子どもたち・女の子たちの環境が大きく改善されていきます。




ご寄付の方法


プラン・スポンサーシップ


教育・生計の向上・子どもの保護など、さまざまな分野での改善を目指して多面的に地域開発に取り組む支援活動。後回しにされがちな女の子の意見や潜在能力が生かされるように配慮しつつ、住民自身が自立できるように促します。その効果は家族や男の子、さらには地域全体にも波及します。寄付金は子どもやその家族に直接届けられるのではなく、子どもと家族が暮らす地域の開発支援プロジェクトに役立てられます。
*活動の成果をお伝えする「年次報告書」(年に1回)や機関誌「プラン・ニュース」(年に3回)、チャイルドや地域の近況を報告する「一年の歩み」(1年~1年半に一回)をお届けします。
手紙などでの交流を通じて、
女の子の成長を見守る。
18歳までの女の子(チャイルド。男の子も可)ひとりと手紙のやりとりすることができます。写真つきの成長記録や手紙を通じて、ひとりの女の子の成長を見守ることができます。また彼女の生活の変化や地域の変化を知ることで支援の成果を実感できます。*チャイルドとは地域を代表する子どものことです。
*当面の間、プランは活動国で新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大予防のための緊急支援を最優先に行っています。皆さまからのご寄付の一部はこの活動にも使わせていただきます。また、チャイルドとの手紙の交流に大幅な遅れが生じることがございます。ご理解とご了承のほどお願い申し上げます。
寄付月額
チャイルド1人あたり
女の子を取り巻く
具体的な課題に焦点を当てた、
1,000円/月からの寄付もあります。

ガールズ・プロジェクト


「女の子だから」というだけの理由で差別や偏見を受け、有害な慣習の犠牲になる女の子たちを守るさまざまなプロジェクトを実施しています。
※チャイルドとの交流はできません。寄付月額
(何口でもお申し込みいただけます)
皆さまからの寄付金は
このように役立てられています。
皆さまからご支援いただいた寄付金のうち、約8割は各活動で実施されているプロジェクト等に、約2割は現地の活動を支えるための費用(管理費や支援募集活動等)に役立てられています。

寄付金の使われ方は、毎年支援者の皆さまにお送りする「年次報告書」、機関誌「プラン・ニュース」、ウェブサイト、メールマガジン、Facebookなどで随時ご報告しています。


スポーツジャーナリスト
増田明美さん

ベトナムの農村部と都市部を訪ね、さまざまな課題に直面している女の子たちに会ってきました。プランの支援を受け、自らの能力を高めようと精一杯生きる彼女らのキラキラとした瞳に触れ、プランの活動の意義を改めて感じました。これからも、世界中の子どもたち、とくに女の子たちの幸せを願って応援し続けたいと思います。
漫画家
やくみつるさん

1993年から手紙を通じて、ホンジュラスのチャイルドと交流しています。訪問では村をあげて歓迎されたり、チャイルドの家族が私の存在を「人生の一部」と言ってくれたり。遠く離れた子どもと濃密な関係を築け、普通の旅とは違う体験ができる。とにかく楽しいんです!
芸能事務所社長
太田光代さん

女性や女の子たちだって、偏見や失敗をおそれずにチャレンジを続ければ、自信をもち、力強いリーダーになることができると思います。「女の子の未来」への投資は、途上国に生きる彼女たちが目を輝かせて、果敢に未来を切りひらいていくために、私たちができることの一つのステップではないでしょうか。
